五十肩の痛みで悩んでいる方は少なくないと思います。
緩解までの期間は、平均で1年間位とも言われており、
長い間、患部の痛みや可動域制限で苦しむことになります。
患者さんにとっては、
可動域の問題よりも、痛みが辛いと訴える方が多いようです。
夜寝ている時も、
夜間痛(自発痛)や寝返り時の痛みで目が覚め、睡眠不足となり、
そのせいで、
慢性的な肩こりや腰痛が悪化したり、
ストレスも強くなるので、自律神経の働きが乱れ体調を崩したりと、
五十肩の痛みが原因となって、悪循環が生まれてしまいます。
東洋医学では、
「本治より標治を先とせよ」という言葉があるように、
五十肩の症状に対しては、
痛みに対するアプローチが最優先だと思います。
そこで、
肩関節周囲へ痛みを送るトリガーポイント体系を知っておくと、
五十肩への守備範囲が広くなります。
肩関節痛のエリアを3つに分けます。
肩関節前面の痛みには、
棘下筋、広背筋、大胸筋、小胸筋のトリガーポイント
棘下筋TPの形成部位と関連痛パターン
外側の痛みには、
棘上筋、棘下筋、斜角筋のトリガーポイント
棘上筋TPの形成部位と関連痛パターン
後面の痛みには、
小円筋、大円筋、肩甲下筋、上腕三頭筋第1TPなどのトリガーポイント
肩甲下筋TPの形成部位と関連痛パターン
これらのトリガーポイントへの治療がメインとなってきます。
丁寧に触察していき、ジャンプサインを注意深く観察して、
活性化しているトリガーポイントを見つけ、
不快な痛み(拒按)を与えない程度の圧で、
安定持続圧(按法)を行い、トリガーポイントを沈静化させます。
一回の治療で痛みの度合いが、10 → 0 というわけにはなかなか難しいですが、
定期的に治療を行うことで、
痛みは、3割減、半減となってくれれば、患者さんのストレスもかなり緩和され、
体調も良くなっていきます。
また、
五十肩の治療で大切なのは、
トリガーポイントの関連痛パターンとは合わなくても、
ローテーターカフの筋硬結を治療することで、
可動域の拡大や、肩関節周囲が軽くなる感じなどの効果が期待出来ます。
患者さんの訴えている痛みの真の原因となる、
一番の責任トリガーポイントを見つけ、
適切な圧による指圧療法を行うことが出来れば、
症状緩解までの期間を早めることへつながると思います。
※画像は、書籍「誰でもできるトリガーポイントの探し方・治し方」から引用
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