重ね拇指圧のデメリットとは/【残り2日】横須賀クラス全10回一括申込み

指圧法
◇指圧【基礎セミナー】次回は9月19日(木)に開催します。【東京都大田区の会場】

両手で行う拇指圧では、重ね拇指圧が多用されていると思います。※私はほとんど使いません。
強圧で行うのに良しとされている重ね拇指圧ですが、
今回は、その技法のデメリットについてお伝えしていきます。

何度が書いてきたかもしれませんが、
拇指を重ねて押していきますので、1点圧に感じられやすく、患者さんの体が交感神経の緊張を起こしやすくなり、筋肉が緩みにくくなってしまいます。
※他の指圧法でも、物理的には1点圧となる技法は多いですが、重ね拇指圧の場合、圧が点で感じられるというイメージです。

四指を上手に使い、柔らかいタッチで触れていれば、筋緊張を起こさせずに施術が出来ますが、
強く押そうとすると、やはり同じ力で反発されてしまいます。

1点圧によってグイグイと押されてしまうと、
リバウンド(揉み返し)が起こりやすく、症状改善の反応とはいかず、逆効果となりかねませんので、
圧の強さには気をつけたいところです。

また、
重ね拇指圧は、間違ったやり方で行うと、拇指を痛めやすい技法となってしまいます。

重ねている下側の拇指が、押圧のメインとなり、
その上に、反対側の拇指を重ねることで、強い力で押すことが出来るのですが、

体重をかけて、力で押してしまうと、
下側の拇指には大きな負担がかかってしまうのです。

その負担に、気がつかずに重ね拇指圧を頻繫に使い続けると、
拇指を痛めてしまう結果となる可能性があります。

重ね拇指圧は、強く押せると思われがちですが、
押圧時の手関節の角度は、圧を伝えていくのに最適なものとはいえません。

重心移動での支え圧とはいかず、どうしても力を入れて押す施術となってしまいますので、
強く押してるわりには、深部まで圧は浸透していかないのです。

そのため、
患者さんから「もっと強く押して」と言われてしまうと、さらに強い力で押すことになり、
下側の拇指への負担をさらに強めてしまいます。

重ね拇指圧は「強く押すとき」という用途ではなく、
筋の厚みのある部位や、片手では不安定な圧となってしまう部位への施術として用いると、
効果的だと思います。

私は、腰部腸肋筋や前脛骨筋の施術時には、重ね拇指圧を用いることがあります。

拇指を痛めないように、手関節の角度や拇指の当て方、体重のかけ方、最適な圧の強さなどのスキルを学び、
正しい重ね拇指圧を習得して頂きたいです。

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