腰椎の前方変位がある患者さんの腰痛治療/腰椎に負担をかけない指圧療法

指圧法
◇指圧【基礎セミナー】次回は9月19日(木)に開催します。【東京都大田区の会場】

本日は、院内勉強会で腰痛治療の実習を行いました。

伏臥位の姿勢をとると、腰に痛みを訴える方がいます。腰椎の前方変位や前彎の増強しているタイプが多いように思います。
このような症状の方に、伏臥位で腰部脊柱起立筋や、経絡では腰部の膀胱経(特に1行線)の指圧を行うと、愁訴が増悪してしまう可能性がありますので注意が必要です。

※伏臥位の姿勢が続くと、腰の痛みが悪化していく方は、仰臥位と側臥位を中心に治療をおこないます。
今回の記事の例は、伏臥位になってからの数分間だけ腰部に痛みを感じる方です。

施術は、
はじめに仰臥位で、腹部指圧を入念に行います。

腹直筋や腹斜筋の筋緊張が診られる部位を重点に緩めていきますが、
圧のベクトルを腰椎に向け、前方変位を矯正していくようなイメージでの安定持続圧となるように行います。

腹部指圧を行った後に伏臥位になれば、痛みは現れないか、軽度になっていると思います。

伏臥位での施術は、
腰部への指圧では、腰椎を腹側に押し込むような、ベッド方向への圧は行わないようにします。

腰部腸肋筋や膀胱経2行線あたりから、
圧のベクトルが腰椎の前側(腹側)に向かうように拇指圧を行います。

この手法での刺激ですと、
腰椎に負担を与えずに、腰部の筋肉を緩めていくことが出来ます。

また、
大殿筋の筋緊張を緩めることで、仙腸関節の潤滑が良くなり、骨盤の前後の歪みが改善され、
腰椎の椎間関節の緊張も和らぎます。

最後に、仰臥位で大腰筋を入念にほぐしていくと、さらに治療効果が高まります。

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