内、外腹斜筋「伏臥位」での櫓漕(ろとう)指圧/ 上級治療テクニック #16 / PRO上級コース

◇指圧【基礎セミナー】次回は9月19日(木)に開催します。【東京都大田区の会場】

櫓漕揉捏といえば、舟の櫓を漕ぐような動きによって行う手技で、按腹療法でよく用います。
滑らかな手つきでリズムよく行うことで、とても心地よい刺激となります。

この手技を伏臥位で、揉捏ではなく指圧で行っていきます。

伏臥位となった患者さんの内腹斜筋と外腹斜筋の両筋に対して垂直圧のベクトルになるよう、
拇指で圧を入れていきます。

“指圧”ですから、最低2秒は圧を安定させてから離圧します。
圧の漸増漸減の時は、呼進吸退を意識して行うことで効果を高めます。

そして、術者の重心が後方に移動する時に、
四指で反対側の筋群に”揉み”を行います。

四指揉みを行う筋肉は、指先が腹斜筋に届けばよいですし、起立筋でもかまいません。
無理のない自然な”櫓を漕ぐ動き”となることが大切です。

四指では揉捏を行いますが、拇指は安定持続圧となり、
それが腹部への施術となるので、副交感神経を優位にする効果が高くなります。

2点弁別の活用ともいえますが、
人間は片側だけでなく、両側同時に手を当てられている方が気持ちよく感じるものです。

気持ちが良いということは、それだけ気血の流れがよくなるといえます。

患者さんは伏臥位になると、術者に背を向けることになり警戒心が起こります。

また、
高齢者や腰痛がある方では、
伏臥位になってからの数分間は、脊柱がその体勢に馴染んでこないので、
背面の筋肉に対してすぐに施術を行うと、脊柱に負担をかけ筋肉が緊張を起こします。

すると、交感神経が優位となり、治療効果が得られにくくなってしまいます。

櫓漕指圧は、たいへん気持ちの良い手技で患者さんに喜ばれます。

腹斜筋への指圧により、体幹の左右バランスも診れますし、側腹部の経絡にもアプローチが行えます。

伏臥位での按腹療法といえますので、
脳腸相関が働き、脳や精神の疲労回復にもつながります。

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