選ばれる指圧治療家になるための3つのアプローチ

選ばれる指圧治療家になるためには、症状の改善が出来るスキルを身につけることが大切です。

①東洋医学からのアプローチ

あらゆる症状に対して、東洋医学的な診断をして治療を行える事が大切です。
そのためには、中医学や経絡学、経穴学などの知識が必要となります。
診断では、胸腹部募穴や背腰部兪穴に対する指圧法によって、十二の臓腑の状態を診る事が出来ます。また、経絡テストなどを行い、身体の動きや愁訴の種類によって、異常経絡を診断して治療に有効とされるツボに治療を行います。
東洋医学の知識や治療技術を身につける事により、西洋医学では対処できない患者さんの訴えにも対応する事が出来るのです。

②筋・筋膜からのアプローチ

手技療法家は、患者さんの身体に直接触れて治療を行いますので、各筋肉の形状や性質などの特徴をつかむ事が大切です。
また、筋肉の協調性や連動性、拮抗する働きの筋肉、そしてトリガーポイントの関連痛パターンなどを理解しておく事は治療上とても重要になります。
また、疼痛部位の筋・筋膜の緊張を和らげる体位にして治療する事が基本となりますが、そのためには、筋肉を伸展、または短縮のどちらのポジションにするかなどにより治療効果も変わってきます。
筋・筋膜からのアプローチ法を身につけることにより、日常生活動作の改善やスポーツ障害などにも幅広く対応出来るようになります。

③骨格・関節からのアプローチ

脊柱や骨盤など、骨格の歪みの調整に興味を持たれている患者さんはとても多いです。
身体の土台となる骨盤や脊柱を治療する事により、全身に影響を与える事が出来ます。
捻挫、骨折の後遺症や五十肩の拘縮期、変形性関節症などでは、可動域の拡大と関節本来の動きを取り戻す事が大切です。
筋肉は骨に付着して関節を構成します。
関節の連動性を理解し、調整技術を習得することにより、筋骨格系の症状に自信をもって対応出来るようになります。

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